日経BP発行の日経ソフトウェア2006年12月号(10月24日発売)に拙著の下記記事が掲載されています。
Cプログラマに贈るC#のすすめ 私がCからC#に「我が家」を引っ越したわけ
ちなみに、日経ソフトウェアは、他の日経を冠する他のパソコン関連雑誌と異なり、普通の書店で購入できます!。売れ筋パソコン雑誌の1つなので、割と多くの書店で見かけます。お手にとってご覧下さい。
CからC#へのアップグレードパスに意味はあるか? §
Cプログラマが、より強力な言語に乗り替えたいと思った場合、やはり候補の筆頭はC++なのでしょう。
それにも関わらず、このような記事を書く理由がどこにあるのでしょうか?
突然、これを書きながら思いつきの理由をひねり出しました。
それは、CからJavaへ……というアップグレードパスへの代案としての存在意義があるのではないか……というアイデアです。
Javaの人気は今でも極めて高いと言えます。分野によってはPHPが上回ることもありますが、一般論ではトップクラスの人気と言って良いと思います。
それにも関わらず、Cの人気も極めて高い水準を維持しているのも事実です。
ということは、CからJavaへという人の流れは、現時点では特に顕著には存在しないと考えられます。つまり、C愛好家は、Java愛好家になりたいとは思っていない……ということです。
では、C愛好家は永遠にC愛好家のままで良いのかというと、そうでもありません。日常につまらないプログラムを書くときには、やはり生産性という問題が出てくるからです。単なる妥協の産物として、生産性の高いプログラム言語を1つ覚えておく価値があるとしたとき、みんなが好まないJavaよりマシな選択肢があるよ……と提示することは意味があるかもしれません。
とはいえ、やはりCプログラマはC++へアップグレードしていくことになるよねぇ。